胡蝶蘭の出荷前の準備|寄せ植え・検品・ラッピング・梱包の流れ
最終更新:2026年11月1日 農園の記録 4件
ハートフェルト胡蝶蘭農園で撮影した、最新の写真
贈答用の胡蝶蘭は、開花した株を一つの鉢に寄せ植えして形を整え、検品とラッピング、梱包を経て出荷されるのが一般的です。このページでは、出荷前に行われる一連の準備について一般的な考え方を紹介します。
- 贈答用の胡蝶蘭は、出荷前に数株を一つの鉢に寄せ植えして仕立てるのが一般的です
- 「3本立ち」などの表記は花茎の本数を指し、ボリュームの目安になります
- 梱包では、箱の中で鉢を固定し、花の擦れや寒さから守る工夫が大切とされています
胡蝶蘭の寄せ植えとは|「2本立ち」「3本立ち」の意味
胡蝶蘭は苗から開花まで数年をかけて育てられ、贈答用の鉢は出荷の直前に仕上げられるのが一般的です。大学の解説によると、出荷直前に数株を塗り鉢に寄せ植えし、花茎を鉄線で誘引して形を整えるとされています。店頭に並ぶ胡蝶蘭の多くも、数株を化粧鉢にまとめて植え、表面をバークや水ゴケで覆った状態で販売されています。
商品名でよく見かける「2本立ち」「3本立ち」「5本立ち」は、花のついた茎である花茎の本数を表す呼び方です。一般的に、本数が多いほど全体のボリュームが増え、華やかな印象になるとされています。贈る場面や飾る場所の広さに合わせて選ぶ際の目安になります。
出荷前の検品|品質をそろえるための確認
花きの出荷では、出荷する品をできるだけ厳しく選別し、品質をそろえることが基本とされています。花き市場が定める出荷者向けの基準でも、同じ商品を続けて出荷する際には出荷ごとの品質を保つことが求められています。また、出荷前に送り状の内容と実際の品物を突き合わせて確認することも挙げられています。
鉢物ならではの確認として、輸送の途中で水切れしないよう出荷前に水やりをしておくことが一般的です。一方で、鉢底から水がしみ出ている状態での出荷や、フィルムなどで包んだ後の水やりは避けるのがよいとされています。品種名などのラベルが輸送中の振動で外れないよう、しっかり取り付けることも確認項目の一つです。
胡蝶蘭のラッピングと梱包・出荷|輸送中に花を守る工夫
鉢物の出荷では、花の擦れや茎の折れを防ぐとともに、冬の寒さや夏の蒸れ、高温による傷みを避けるため、必要な包装を行うことが求められています。出荷を待つ間も、冷たい風や低温、強い光が当たる場所に置かないことが基本とされています。
蘭は傷みやすい花のため、梱包には特に配慮が必要とされています。物流会社の梱包の手引きでは、鉢が箱の中で動かないよう固定すること、複数の蘭を送る場合は花や葉どうしが触れないよう間隔をとることが勧められています。花と葉を紙で包むとクッション性が高まること、寒い地域へ送る際は温度変化から守れるよう梱包することも挙げられています。
ハートフェルト胡蝶蘭農園の胡蝶蘭は、花向き矯正(仕立て)を行ったうえで、自社グループ農園からの直送により中間マージンを抑えてお届けしています。
農園の記録
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10寸鉢の5本立て寄せ植えは隙間を埋めて苗をしっかりホールド

10寸鉢用の5本立て寄せ植え用発泡スチロール 10寸鉢で5本立ての寄せ植えをするときに使う発泡スチロールです。窪んでいる穴に苗を入れて、5本立てに寄せ植えしていきます。3本立て用とは異なり、あまり種類はありませんが、鉢に合うように隙間を埋めて、苗がしっかりホールドされるように工夫しています。
3本立用とは異なり、あまり種類がありませんが、鉢に合うように隙間を埋めて、苗がしっかりホールドされるように工夫します。(農園スタッフ)
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8寸鉢と9寸鉢の3本立て寄せ植えに使う発泡スチロール

8寸鉢用の3本立て寄せ植え用発泡スチロール 
9寸鉢用の3本立て寄せ植え用発泡スチロール 8寸鉢と9寸鉢で3本立ての寄せ植えをするときに使う発泡スチロールです。窪んでいる穴に苗を入れて、3本立てに寄せ植えしていきます。色々な種類の発泡スチロールがあるなかで、苗の安定、底の高さ、支柱を挿すスペースなどを吟味して選んだものを使っています。
色々な種類の発泡スチロールがあるなかで、苗の安定、底の高さ、支柱を挿すスペースなど吟味して選んだ種類です。(農園スタッフ)
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宅配で送る胡蝶蘭に保護ビニールをかぶせて箱に収めます

保護ビニールをかぶせて箱へ 
胡蝶蘭を送るための宅配箱 
箱に当たらないよう幅を調整 胡蝶蘭を宅配で送る際の梱包の様子です。花をきれいなままお届けするための工夫として、箱の中で花がこすれないように保護ビニールをかぶせ、箱に当たらないように少し幅を狭くします。木札もひとつひとつ花に合わせて貼り付けます。寒さに弱いため、冬季はぷちぷちで保護しています。
箱の中で花がこすれないように保護ビニールをかぶせます。(農園スタッフ)
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出荷を待つ白い胡蝶蘭が温室の棚にずらりと並んでいます

一列に並ぶ出荷待ちの胡蝶蘭 
出荷前の胡蝶蘭が並ぶ棚 
温室に並ぶ出荷前の胡蝶蘭 出荷を待つ胡蝶蘭が、温室の棚に並んでいる現場の様子です。白い鉢に植えられた株が列をつくり、それぞれ白い花を咲かせています。農園の胡蝶蘭は花向き矯正(仕立て)を行ったうえで出荷しており、ここに並んでいるのはその出荷を前にした株です。
出荷待ちの胡蝶蘭が並んでいる様子です。(農園スタッフ)
よくある質問
- 胡蝶蘭の「3本立ち」とは何を意味しますか。
- 「3本立ち」は、鉢に植えられた花茎(花のついた茎)が3本あることを意味します。贈答用の胡蝶蘭は数株を一つの鉢に寄せ植えして仕立てるのが一般的で、本数が多いほど全体のボリュームが増すとされています。
- 届いた胡蝶蘭のラッピングは外したほうがよいですか。
- 飾り始めたら、鉢を包んでいるラッピングは外すのがよいとされています。ラッピングを付けたままにすると鉢の中が蒸れやすくなるためです。また、胡蝶蘭は寒さや急な温度変化が苦手なため、15℃を下回らない場所に飾るのが一般的な目安です。
- 胡蝶蘭を送るとき、梱包で気をつけることは何ですか。
- 鉢が箱の中で動かないよう固定し、花や葉どうしが触れないようにすることが勧められています。花と葉を紙で包むとクッション性が高まり、寒い地域へ送る際は温度変化から守る梱包が大切とされています。
解説の参考にした情報
- コチョウラン|玉川の教育(学校法人玉川学園)
- 植物栽培ナビ コチョウランの育て方(KINCHO園芸)
- コチョウラン(胡蝶蘭)の育て方|初心者でもわかる管理方法と長く楽しむコツ(株式会社ハイポネックスジャパン)
- 出荷者基準(出荷者による出荷に係る基準)|福岡花市場ニュースリリース(福岡県花卉農業協同組合)
- 梱包の手引き 一般的な貨物および特殊な貨物の梱包について(フェデックス・エクスプレス)
農園の記録は、ハートフェルト胡蝶蘭農園からの報告にもとづいています。
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