胡蝶蘭の処分方法

胡蝶蘭の処分方法

Best Flower ガイド

胡蝶蘭の処分方法
捨て方・分別・引き取りまで 完全ガイド

「花が終わった胡蝶蘭をどう捨てればいい?」「分別のやり方は?」
捨てるタイミングの見極め方から、ゴミの出し方・引き取り方法まで解説します。

捨てるタイミング 生死の見分け方 部位別ゴミ分別 引き取り・買取 譲渡・寄付 捨てずに済む方法

捨てるタイミングの見極め方

「花が落ちた=枯れた」は間違いです。胡蝶蘭の寿命は50年以上あると言われており、花が終わっても株は生きていることがほとんどです。処分前に必ず「生きているか・枯れているか」を確認しましょう。

まだ生きています(捨てないで!)
  • 葉が1枚でも緑色で残っている
  • 根が1本でも白〜緑色でハリがある
  • 花や花茎が落ちただけで、葉がイキイキしている
  • 根が鉢からはみ出して伸びている
葉が1枚でも、太い根が1本でも残っていれば再開花の可能性があります。育て続けるか、引き取り・譲渡を検討しましょう。
枯れています(処分のタイミング)
  • 葉がすべて茶色く枯れて落ちた
  • 根がすべて黒く変色・干からびている
  • 根を触るとぐずぐずに崩れる
  • 株全体にハリがなく、腐敗臭がする
すべての葉・根がこの状態であれば、処分を検討してください。迷う場合は根の1本を切って断面を確認。緑色なら生きています。
捨てるタイミングの2パターン:①花が終わったが育てる環境・スペースがない場合は花後に処分してOK。②葉がすべて枯れたタイミング。いずれの場合も贈り主への失礼にはなりません。十分に楽しんだ後の処分は自然なことです。

処分方法の選び方

状況に合わせて最適な処分方法を選びましょう。

方法 A 自分で分別・ゴミとして捨てる
メリット
  • 費用がかからない
  • 少量(1〜3鉢)なら比較的容易
  • 自治体のゴミ回収日に出すだけ
デメリット
  • 解体・分別の手間がかかる(1鉢約15〜20分)
  • 鉢数が多いと半日〜1日がかりになることも
  • 素材ごとに分別が必要
鉢数が少ない・費用をかけたくない方に
方法 B 専門業者に引き取り依頼
メリット
  • 分別不要・手間がほぼかからない
  • 大量でも一度に回収可能
  • 自宅・オフィスまで来てもらえる
デメリット
  • 費用がかかる(1鉢1,000〜3,000円+出張費)
  • 対応地域が限られる場合がある
  • 事前の連絡・日程調整が必要
鉢数が多い・忙しくて時間がない法人の方に
方法 C 買取・譲渡・寄付
メリット
  • 株が生きている状態で有効活用できる
  • 買取の場合は収入になることも
  • 胡蝶蘭を大切にできる環境に繋げられる
デメリット
  • 花が終わった株には買取値がつきにくい
  • 引き取り先・譲渡先を探す手間がある
株がまだ元気・処分が惜しい方に

自分で分別して捨てる方法

胡蝶蘭は複数の素材から構成されているため、素材ごとに分別が必要です。事前に広いスペースとハサミ・ペンチを用意してから作業しましょう。

【必ずご確認ください】ゴミの分別方法は自治体によって異なります。以下はあくまで一般的な目安です。お住まいの自治体のホームページや分別表で必ず確認してから処分してください。
部位・素材 一般的な分別区分 処分のポイント
花・葉・茎・根 可燃ゴミ ハサミで小さく切ってからゴミ袋へ。茎が長い場合は袋に入る大きさに切る。
水苔・バーク(植え込み材) 可燃ゴミ 水分を含んでいる場合はしっかり絞ってから袋へ。重さが減り処分しやすくなる。
ラッピング(和紙・不織布) 可燃ゴミ 不織布は可燃ゴミ。セロファン・ビニール素材はプラスチックゴミに分別する自治体も。
リボン・テープ類 可燃ゴミプラ 素材により異なる。布製リボンは可燃、ビニール系はプラスチックに分別。
プラスチック製ポット(内鉢) プラスチック 内容物を除去し、水で軽く洗ってから分別。自治体によりリサイクルに出せる。
陶器製化粧鉢 不燃ゴミ 内容物を取り出し、中をきれいにしてから不燃ゴミへ。別の植物に再利用も可能。
支柱(竹・木製) 可燃ゴミ 長い場合はハサミで切って小さくまとめてから袋へ。
支柱(針金・ワイヤー) 不燃ゴミ粗大ゴミ ペンチで短く切るか、折り曲げて小さくまとめる。指定のゴミ袋に入る大きさにすること。
プラスチック製支柱 プラスチック 長い場合は折って小さくしてから分別する。

作業手順(1鉢あたり約15〜20分)

  • 1

    ラッピングを外す

    外側の化粧ラッピングを外します。テープ・リボンも取り除き、素材ごとに分別。

  • 2

    支柱・ワイヤーを取り外す

    花茎を支えていた支柱・ワイヤー・クリップ類をすべて取り外します。針金はペンチで切るか、折り曲げて小さくまとめます。

  • 3

    花茎・花・葉・根を切り取る

    ハサミでゴミ袋に入る大きさに切ります。根は植え込み材と絡まっている場合があるため丁寧に取り除きます。

  • 4

    植え込み材(水苔・バーク)を取り出す

    水分を含んでいる場合はしっかり絞ってから可燃ゴミへ。根が絡まっているときは根と一緒に可燃ゴミとして出してOKです。

  • 5

    ビニールポット(内鉢)を取り出す

    外側の化粧鉢から透明の内鉢(ビニールポット)を取り出します。3本立なら3つのポットが入っています。水で軽く洗ってプラスチックゴミへ。

  • 6

    化粧鉢を分別する

    プラスチック製はプラスチックゴミ、陶器製は不燃ゴミへ。内側をきれいにしてから分別します。他の植物の鉢として再利用することもできます。


引き取り・買取サービス

法人で大量の胡蝶蘭を処分する場合や、自分で分別する手間を省きたい場合は専門業者のサービスが便利です。

出張回収サービス

専門業者がオフィス・自宅まで胡蝶蘭を引き取りに来てくれるサービス。分別不要で鉢ごと持って行ってもらえるのが最大のメリット。

費用目安
1鉢あたり1,000〜3,000円+出張費
向いている方
法人・大量処分・忙しくて時間がない方
注意点
対応地域が限られる場合がある。事前見積もりを確認

宅配便回収サービス

業者指定の方法で梱包して宅配便で送る方法。全国どこからでも利用できるため、対応地域を問わないのが強み。

費用目安
1鉢あたり1,000〜2,000円+送料
向いている方
地方在住・出張回収対応外の方
注意点
梱包材の準備・梱包作業が必要。鉢数が多いと手間がかかる

買取サービス

花がまだついている状態・株が元気な状態の胡蝶蘭を買い取ってもらう方法。処分費用ゼロどころか収益になる場合も。

費用目安
状態により異なる(無料〜数千円程度)
向いている方
花がまだ元気・大量に余っている方
注意点
花が終わった・枯れた株には買取値がつきにくい
引き取り業者を探すには:インターネットで「胡蝶蘭 引き取り」「胡蝶蘭 回収 ○○(お住まいの地域名)」と検索すると業者が見つかります。複数社を比較して費用・対応エリア・サービス内容を確認してから依頼しましょう。

捨てずに済む方法

「捨てるのが惜しい」「まだ生きているのに処分するのは心苦しい」という方のために、廃棄以外の選択肢をご紹介します。

再開花に挑戦して育て続ける(最もおすすめ)

花が終わっても株が生きていれば、適切な管理で翌年以降に再び花を咲かせることができます。花茎を根元から3節残してカットし、明るい室内で育て続けましょう。胡蝶蘭の株の寿命は50年以上あり、上手に育てれば何十年も楽しめます。

育て方・再開花のガイドへ →

知人・家族に譲渡する

植物を育てるのが好きな知人・家族に声をかけてみましょう。花が終わっていても、葉や根が元気であれば再開花の楽しみがあるとして喜んでもらえることが多いです。SNSでの募集も有効です。

老人ホーム・施設・学校などに寄付する

老人ホーム・養護施設・保育園・小学校・地域のコミュニティスペースなどに寄付すると喜ばれます。地域の施設に連絡してみると受け入れてもらえる場合があります。引き取り専門サービス「オーキッドリユース」では養護施設や児童施設へのプレゼントとして再利用する取り組みも行っています。

フリマ・ネットオークションで出品する

メルカリ・ラクマ・ヤフオクなどで「胡蝶蘭 株」として出品すると、胡蝶蘭愛好家に引き取ってもらえることがあります。送料の問題はありますが、花が元気なうちであれば需要があります。出品時は現在の株の状態(葉の枚数・根の状態)を正直に記載しましょう。

切り花として最後まで楽しむ

花がまだ残っている状態で処分する場合は、花茎をカットして切り花として花瓶に飾ることができます。大きな花を一輪挿しにしてもおしゃれですし、小皿に水を張って浮かべるだけでも絵になります。茎を斜めにカットすると水揚げが良くなり長持ちします。


よくあるご質問

花を十分に楽しんだ後の処分は失礼ではありません。ただし処分の前に「株がまだ生きているかどうか」を確認してください。葉や根が元気であれば再開花の可能性があります。花が終わったタイミングで処分する場合は、育てる環境がない場合の自然な判断として問題ありません。
花・茎・根・葉・水苔・バーク(植え込み材)は基本的に可燃ゴミです。プラスチック製のポット・支柱はプラスチックゴミ、陶器の化粧鉢は不燃ゴミ、針金・ワイヤーは不燃ゴミが一般的です。ただし自治体によって異なるため、お住まいの地域の分別表を必ずご確認ください。
法人(オフィス・店舗)から出るゴミは「事業系廃棄物」として扱われる場合があり、自治体の一般ゴミに出せないケースもあります。大量処分の場合は専門の引き取り業者(出張回収サービス)への依頼をおすすめします。費用の目安は1鉢1,000〜3,000円+出張費です。インターネットで「胡蝶蘭 引き取り 法人」で検索すると業者が見つかります。
陶器製の化粧鉢は一般的に不燃ゴミになります(自治体によって粗大ゴミになる場合も)。中の植え込み材をすべて取り出してきれいにしてから分別してください。また、陶器鉢はサイズが合えばほかの植物の鉢として再利用できます。ガーデニングのアクセントとして割って砕石の代わりに使う方もいます。
花・茎・葉・根・水苔・バークは自然素材のため、自宅の庭に埋めて処分することも可能です。ただし胡蝶蘭は熱帯原産の植物で日本の冬の寒さには対応できないため、地植えで育て続けることは困難です。土に埋めて堆肥化する目的であれば問題ありません。プラスチックや針金類は埋めずに適切に分別してください。
判断のポイントは「葉」と「根」の2点です。①葉が1枚でも緑色なら生きています。②葉がすべて落ちた場合は根を確認。根を1本切って断面が白〜緑色なら生きています。黒く変色・干からびている場合は枯れています。迷う場合は根の状態をスマートフォンで撮影して、近くの園芸店や花屋に相談するのが確実です。

処分を考える前に、
再開花に挑戦してみませんか?

胡蝶蘭の株の寿命は50年以上。育て方を知れば、捨てずに毎年花を楽しめます。
育て方ガイドで再開花のコツをチェックしてみてください。

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